【FF16】公式の設定本『LOGOS(ロゴス)』を買ってみた感想(ネタバレ注意)

FF関連

こんにちは、FFマニアのユウです!

今回はFF16の世界設定本LOGOSロゴスについて語っていきます。

筆者はゲームの攻略本や設定本が大好きでして、少年時代から現在に至るまで様々な書籍を買い漁っています。

このブログでもFF7関連の書籍に関する記事を書いたことがあるくらいには、FFシリーズでお馴染みのアルティマニアを筆頭に数々の書籍を所有している筆者。

それがこの度、FF16でも設定本が発売されるとあっては買うしかない!!

…という謎の使命感に駆られ、この「LOGOSロゴス」が発売された2025年12月16日に購入してみました。

そこから「LOGOSロゴス」を読むこと約2週間。

率直な感想としては、満足度は非常に高いです。

とにかく“読み物”として面白いんですよね。

まず、情報量が凄まじく多い。

主要キャラクターから脇役に至るまで、とてつもない文字数で解説されている。

そして、挿絵やイラストも適度に散りばめられている。

オマケに、ゲーム本編では触れられなかった裏設定についても触れられている。

FF16の世界観について、これでもかというレベルで情報が凝縮されている訳ですよ。

正味な話、1日や2日で読み終えられる量ではなかったですね。(汗)


FF16のゲームソフトと並べると一目瞭然だが、A4判なので本としてはデカい部類に入る

「LOGOS」の見た目はFF16のエンディングで登場した「ファイナルファンタジー」という本に似ている

肝心の中身だが、こんな感じで各キャラクターの設定について半端じゃない密度で書かれている

DLC「海の慟哭」で登場したリヴァイアサンのドミナント「ワレアス」についても網羅されているという徹底ぶりである

ゲーム中では訪問できない「外大陸」に関する設定についても本書では解説されている


あまりにも情報量が多いので、ある意味では制作スタッフの狂気すら感じます。

もちろん、それは“良い意味で”ですけどね。

これがヴァリスゼアの全てだ(ドヤァ)」みたいな感じで。

そんな訳で、数々のゲーム設定本を読んできた人間として、筆者はここに断言します。

この本に対する満足度は、歴代のFF関連書籍の中でも群を抜いて高いと。

ユウ
ユウ

もし「LOGOSロゴス」の難点を挙げるとしたら、価格が4,000円とやや高額であるという点かな…

名もなき神羅兵
名もなき神羅兵

この価格については、後ほど管理人殿がより詳しく解説するであります!

そうは言っても、このような文章を読んでいるだけでは「LOGOSロゴス」の面白さについてイマイチ理解しにくいかと思います。

そこで、当ブログのモットーでもある「論より証拠」に基づいて、より詳しく「LOGOSロゴス」について語っていきます。

本記事にはFF16のネタバレが多数含まれていますのでご注意ください!
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LOGOSロゴス」の内容

見た目は“傷んだ古文書”といった風体の「LOGOSロゴス」。

もちろん、これは“傷んでいる風”の仕様であり、実際には手触りの良い素材で作られています。

そんな「LOGOSロゴス」の内容を端的にまとめると、アルティマニアから攻略情報を省き、その代わりに世界設定に関する情報を詰め込んだという感じです。

各キャラクターの背景や心情は当然として、ヴァリスゼアの歴史・国家・地理・宗教・言語・生活様式まで、何もかもが記載されています。

これは決して誇張ではなく、本当に“何もかも”が載っています。

ザンブレクのベアラー兵として過ごしていた頃のクライヴは、どのくらい凄惨な生活を送っていたのか?

ゲーム本編ではイマイチ影が薄い鉄王国は、どのような経緯を経て誕生したのか?

これまたゲーム本編では探索できない外大陸は、現在どのような状態になっているのか?

バルナバスが信仰しているマリアス教の起源とは何か?

こんな具合に、FF16を普通にプレイするだけでは分かりにくい(あるいは全く分からない)要素までもが多岐に渡って掲載されています。

まさに、ヴァリスゼアの諸事万端について触れられている「LOGOSロゴス」。

そんな本書の見所について、より具体的に語っていこうと思います。

「ハルポクラテスが執筆した」というていの文章

隠れ家における知恵袋的な存在である“語り部”ことハルポクラテス

隠れ家の一員として、また著者として、私自身のことも語っておかねばなるまい。

私は、大陸歴804年、外大陸のコレルという貧しい学者の間に生まれた。

学者というわりに、家にはぼろぼろの本が数冊あるだけだったが、そのうちの1冊が歴史学者モースが記したヴァリスゼアの歴史書だった。

私はこの本を毎夜のように読みふけると、はるか遠い地を夢見て、胸を高鳴らせたものだ。

引用:LOGOS 85ページ

LOGOSロゴス」の文章は全て、ハルポクラテスの視点で書かれています。

ハルポクラテスとは、序盤から登場している歴史家の爺さんですね。

この爺さんが、何らかの根拠に基づいてヴァリスゼアについて解説しているという感じです。

例えばですが、各キャラクターの項目については、彼らが記した「日記」「手記」「手紙」から引用する形で執筆されています。

歴史・国家・宗教についての内容も同様で、やはり何らかの文献などから引用しつつハルポクラテス独自の解釈を加えて執筆されています。

文章内で「~~らしい」とか「~~と言われている」といった伝聞的な表現が多いのは、この「LOGOSロゴス」という書籍の著者がハルポクラテスだから(というていを取っている)からなんですね。

しかし、だからといってハルポクラテスの主観的な意見や憶測が大量に混じっているかと言えば、決してそんなことはないです。

むしろ、第三者としての視点によるこれは○○という経緯を経て××という結末を迎えたみたいな客観的な表現の方が圧倒的に多いです。

後述する主人公クライヴのベアラー兵時代とか、ベネディクタからシドへの恋愛事情とか、俯瞰している立場だからこその解説にはユニークな風味があります。

これは好みが分かれる部分かもしれませんが、筆者としては好きなタイプの文体ですね。

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各キャラクターの細やかな心情

「LOGOS」を読むとベアラー兵時代のクライヴがいかに過酷な環境で生きていたかがよく分る

眠れない。

だから筆を執ることにした。

忘れないために。

(中略)

その苦痛の中で脳裏に浮かぶのは、ジョシュアではなくあの男の顔だ。

俺を挑発するような、復讐できるものならしてみろとでも言いたげな、あの歪んだ笑み。

義憤に似た怒りがこみ上げる。

これから俺が奴に対してすることに正義などない。

すでに破滅の運命にあると思うと恐ろしい。

それはきっと、俺が心を鎮めるために支払う代償なんだろう。

それでも俺は忘れない。

だから書き続ける。

まずはそこから始めてみようと思う。

大陸歴861年、クライヴ・ロズフィールドの日記より

引用:LOGOS 44ページより

彼らは皇国の暗部を担う暗殺部隊で、全員がベアラーだった。

俺を救ってくれた体調の識別名はティアマット。

彼は俺に選択を迫った。

仲間になるか、裏切り者として死ぬかふたつにひとつだと。

ティアマットの申し出を受けてから数ヶ月経つ。

あれ以来、俺はワイバーンと名乗っている。

連中の掲げる大義とやらの名の下で、俺は口にするのも憚られるような恐ろしいことに手を染めてきた。

そして、これからも生きていく。

生きて、いつの日かジョシュアを殺した男を見つけ出すために。

大陸歴862年、クライヴ・ロズフィールドの日記より

引用:LOGOS 21ページより

かつて母と呼んだ女が真昼の太陽に照らされている姿を見つけた。

神皇后アナベラの姿を見たのは、ずいぶん久しぶりのことだ。

彼女は大理石のバルコニーから手を振り、目の前を通り過ぎていく歩兵らに賛辞を贈っていた。

なかには未だ無実の者たちを殺めた血で剣が濡れている兵もいる。

きっと、すべてはあの裏切り者のためなのだろう。

それにしても老いを知らない人だ。

まだ子を成そうとあがいているとの噂を耳にした。

最初の子が流れたことも。

それを悲劇だと言う者もいるが、俺に言わせれば幸いだ。

どんな世継ぎを授かったとて、その子が愛を知ることはない。

あの人には誰も愛せない。

明日、俺たちは東に向かう。

大陸歴862年、クライヴ・ロズフィールドの日記より

引用:LOGOS 44ページより

LOGOSロゴス」の最大の見所は、この圧倒的な各キャラクターの心情描写じゃないかと筆者は思っています。

先述した通り「LOGOSロゴス」はハルポクラテスが執筆した本という体裁ですが、その一方で各キャラクターによる「日記」「手記」「手紙」といった内容が随所に登場します。

言わずもがなですが、そこには各キャラクターの心情が事細かに綴られています。

その最たる例は、やっぱり主人公クライヴですかね。

ゲーム内ではあまり触れられていない主人公クライヴのベアラー兵時代を含めて、とにかく情報量が半端じゃない。

上記の引用文なんかは、マジで“氷山の一角”に過ぎないです。

そのように断言できるくらいには「主人公クライヴってこんな風にして生き抜いてきたんだなぁ…大変だったんだなぁ…」と思わされます。

ユウ
ユウ

ゲームだとフェニックスゲート襲撃事件から急に13年後が舞台になるけど、その期間は主人公クライヴにとって苦悶の時間だったことがよく伝わってくるよ…

名もなき神羅兵
名もなき神羅兵

プレイヤー目線では分かりにくい部分を「LOGOSロゴス」が補足している、という感じですな!

もちろん、各場面の心情が細やかに描かれているのは主人公クライヴだけではありません。

ジョシュアやジルといったドミナント勢は勿論のこと、隠れ家のオットー・タルヤ・ガブ・グツ・カローンといった脇役たちの心情まで緻密に綴られています。

その中でも、筆者にとって特に印象深かったのはベネディクタとアナベラの二人ですかね。

FF16プレイヤーならば知っての通り、二人ともゲーム内では悪役という立ち位置のキャラクターです。

特に、後者のアナベラは権力を笠に着て擁護不可能なレベルのベアラー虐殺をやかしています。

しかし、この「LOGOSロゴス」の内容によると彼女たちも昔は決して冷酷な人間ではなかったことが窺えます。

ついでに言うと、ベネディクタの方は中々の恋愛脳で面白い。

片や、アナベラにも純真かつ子煩悩な時期があったとのことで、これまた面白い。

この辺りの設定について掘り下げられている点も、この「LOGOSロゴス」独自の醍醐味ですね。


作中では強がっているベネディクタだが、結局のところシドのことが好きで仕方なかったのは間違いない

シドに対して未練タラタラなベネディクタだが、この辺りは恋愛の難しさについて考えさせられる

愛するシドルファス

あなたは弱い私に力を与えてくれた。

絶望の淵にいた私に希望を与えてくれた。

風を操り、空も飛べるようになった今、私にも明日が見える。

あなたが翼をくれたから、私はこうして胸を張っていられる。

あなたが導いてくれたから、もう迷わない。

もう何かを乞う必要もない。

今の私には、あなたがいるから。

大陸歴861年、ベネディクタからシドへの手紙

引用:LOGOS 58ページより


FFシリーズ最凶の悪女との呼び声高いアナベラだが、彼女とて最初から“悪”ではなかった

親愛なるお母様

まさか、お母様に口答えするようになろうとは思いも致しませんでした。

私がお母様のことを忘れたなどというのは、ひどい思い違いです。

いただいた手紙へのお返事が滞っているのは、ひとえに城での生活に忙殺されてのこと。

孫の顔を見せにそちらに赴けないのもこのためです。

最期にクライヴとお会いになったのはいつだったかしら。

もう優に2年は経っているのではないでしょうか。

あの子の成長ぶりといったら。

大公殿下に生き写しで、すでに立派な国主となる片鱗を見せております。

あの子が殿下と並んでいるところを見ると、魂が揺さぶられるようです。

(中略)

落ち着き次第、ロザリスか故郷でお会いできるのを楽しみにしております。

もうしばしの親不孝をどうかお許しください。

あなたの愛娘 Ana

大陸歴849年、アナベラ・ロズフィールドから母キャスリンへの手紙

引用:LOGOS 18ページより


名もなき神羅兵
名もなき神羅兵

ベネディクタ殿はシド殿に振られたことで急激に闇落ちしていくであります!

ユウ
ユウ

そもそも、傷心中のベネディクタに「フーゴ篭絡ろうらく」というクソ任務を与えたバルナバスが酷過ぎるわ…

(※この辺りの経緯も「LOGOSロゴス」に載っている)

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4,000円を出して「LOGOSロゴス」を買う価値はあるのか?

この項では本書の価格「4,000円」について触れたいと思う

LOGOSロゴス」には日本語版と英語版の2種類があります。

この記事を読んでいる人は日本人だと思いますので、ここからは「日本語版LOGOSロゴス」の価格について触れたいと思います。

本記事の序盤で述べた通り、「LOGOSロゴス」の価格は4,000円(税抜き)です。

税込みだと4,400円ということになりますが、この場では取りあえず「4,000円」という前提で、この価格について考えてみましょう。

4,000円。

この金額について、この記事を読んでいる皆さんはどう思いますか?

ラーメン4杯分。

1ヶ月分のスマホ代。

子供の習い事の月謝。

筆者なんかは、こんなことをイメージしてしまいます。

つまり、決して安い金額ではないというのが筆者の認識です。

この4,000円という金額だけを見れば、FF16が発売した当時のゲームソフト価格の約1/2です。

現在はFF16の中古品も大量にありますので、下手をすれば中古版FF16よりも高いかもしれません。

いくら「LOGOSロゴス」が読み応えのある書籍とはいえ、本1冊のために4,000円を出すかどうかは、ぶっちゃけ個々人で判断が分かれるところでしょう。

そんな訳で筆者の私見を述べたいのですが、FF16に思い入れがない人、または文章を読むのが苦手な人は買わない方が良いと断言します。

なぜかと言うと、この「LOGOSロゴス」は「書籍(=文章の塊)」だからです。

繰り返しになりますけど「LOGOSロゴス」の文章量は半端じゃないです。

FF16をプレイして楽しめなかった人が、そのFF16の世界設定に関する文字の羅列を延々と目で追うなんて、ハッキリ言って苦行でしかないでしょうからね。

少なくとも、FF16のEDまで辿り着くまでに挫折した(または飽きた人)は、この「LOGOSロゴス」を買うことは控えた方が良いでしょう。

では、どんな人ならば「LOGOSロゴス」を買って得するのか?

どんな属性の人なら、この「LOGOSロゴス」を買って後悔しないのか?

これまた私見ですけど、それは筆者のように「ゲーム関連の書籍が好きな人」です。

FF16の世界観に浸かりたい人。

FF16の裏設定を知りたい人。

各キャラクターの隠れた一面を知りたい人。

そして何より、読書が苦ではない人。

そのような人であれば、この「LOGOSロゴス」を買ったとしても後悔しないでしょう。

もし「LOGOSロゴス」の購入について迷っている人がいたら、この意見を参考にしてもらえると幸いです。

ユウ
ユウ

どうしても価格が気になる人は、Amazonや楽天で中古版を安く買うと良いよ!

名もなき神羅兵
名もなき神羅兵

管理人殿のように新品に拘らない人なら、それもアリです!

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まとめ:FF16の世界観を堪能したい人にとっては必携の一冊である

内容から価格まで人を選ぶ本書だが、その一方で“刺さる人には刺さる”のも事実である

詰まるところ、本書は「設定本」という名称に恥じない完成度です。

ゲーム本編で触れられていない裏設定を含めて、とてつもない情報量なんですよね。

この記事で述べてきた通り、FF16の物語の全てがこの一冊に凝縮されていると言っても過言じゃない。

端的に言うと、とにかく“読み物”として面白い。

筆者としての感想は、その一言に尽きるって感じです。

あとは、この「LOGOSロゴス」を読むことでFF16の物語への見方が変わるのも興味深いですね。

物語の序盤でベネディクタがやたらとシドに絡んではヒステリーを起こしているのも、過去の経緯を考えれば無理もなかったりとか。

アナベラによるベアラー弾圧も、ヴァリスゼアの歴史を紐解いていくと実は珍しくはなかったりとか。

本編から1,500年前に「空の文明」が滅んだ原因も、発端はラスボスアルテマではなくて驕った人類の側にあったりとか。

これらが巡り巡って、ラスボスアルテマが「人の自我」を毛嫌いするのも少しだけ分かるなぁ…と読み手としては思ってしまったりとか。

「LOGOS」を読むとアルテマが人を蔑む気持ちも少しだけ理解できる…かも?

こんな具合に、FF16をプレイした人だからこそ「LOGOSロゴス」を楽しめる。

その逆も然りで、「LOGOSロゴス」を読んだからこそFF16を新鮮な気持ちで再プレイできる。

こういった側面は間違いなくあります。

総じて、筆者にとって「LOGOSロゴス」は価値のある書籍でした。

これまた個人的な見解ですけど、4,000円という金額に見合うだけの内容だと感じましたからね。

(※そもそも、「LOGOS」がつまらない本だったら即座に売っているだろうし、ブログでこんな記事は書いていないだろう)

それでは、感想を述べるのはこのくらいにして、そろそろ筆を置こうと思います。

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました!

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