FF7に登場するルーファウス神羅の年齢は30歳で確定なのか?

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こんにちは、FF大好きのユウです!

今回はルーファウス社長の年齢をテーマとして記事を書いてみました。

さてさて、原作版FF7においてはルーファウスの年齢について明言されておらず、そのためFF7ファンの間では様々な考察が交わされていました。

クラウドと同年代(=20歳前後)くらいだ、とか。

いやいや、セフィロスと同年代(=20代後半)くらいだ、とか。

何を隠そう、2005年に発売したアルティマニアΩをはじめとする公式の書籍にすら、ルーファウスの年齢は載っていいないという体たらくでしたので。

2005年9月に発売したFF7アルティマニアΩ(筆者の愛読書です!)

出典:FINAL FANTASY Ⅶ アルティマニアΩ 58ページ

これは一体どういうことなのか?

制作スタッフも詳細な年齢設定をしていないということなのか?

…とまぁ、そんなこんなでルーファウスの正確な年齢については、長年に渡って謎に包まれていた訳です。

しかし!!!

満を持して発売したFF7リメイクのアルティマニアにて、ようやくルーファウスの正しい年齢が判明しました!!

出典:FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE アルティマニア 50ページ

ご覧の通り、FF7本編の時点でルーファウスは30歳とのことです。

容姿といい、貫禄といい、まぁ妥当な年齢設定だという気はします。

ユウ
ユウ

ルーファウスの顔だけを見れば、もっと若い印象があるけどな…

しかしながら、FF7リメイクの発売前は25歳説が濃厚だったんですよね。

少なくとも、2009年から2020年の11年間はそうでした。

(※この辺りは改めて後述します。)

そんな過去の経緯を知っている筆者としては、FF7リメイクのアルティマニアに記載されている「30歳」という文字に、多少なりとも違和感を覚えてしまう訳でして。

そこで、この記事ではルーファウスの年齢に関する思い出話を交えながら、色々と語っていこうと思います。

FF7リメイク発売前は「25歳説」が主流だった

そこでルーファウスは二十年近く前の、父との会話を思い出した。

やがて、声をあげて笑い出した。

五歳の頃だった。

深夜に目が覚めてしまったルーファウスは、珍しく父親が帰宅していることに気がついた。

早く寝ろと叱られるのを覚悟して部屋に入ると、意外にも父親は上機嫌で、できたばかりだという図面を見せてくれた。

近く改装する予定の神羅ビル最上階フロア、社長室の図面だった。

引用:FINAL FANTASY Ⅶ On the Way to a Smile 199ページ

2009年に発売されたFF7外伝小説On the Way to a Smile FINAL FANTASY Ⅶに、ルーファウスの年齢に関する描写がされています。

ダイヤウェポンの攻撃(←肩から発射された光弾)が神羅ビルの社長室を直撃した場面にて、ルーファウスが命からがら脱出する場面があるのですが、上記内容はその一幕です。

ダイヤウェポンの襲撃時、つまりFF7本編から遡ること20年前、ルーファウスは5歳であったことが初めて示唆されました。

この内容によって、FF7本編時点でのルーファウスは25歳であることが判明したんですよね。

ユウ
ユウ

アルティマニアをはじめとする書籍ですら明言されていなかったルーファウスの年齢が、まさかこんな形で明らかになるとは!!

…みたいな感じで、FF7好きの一部界隈ではちょっとした盛り上がりだったんですよ。

かくいう筆者自身も、この件についてFF7好きの友人と色々と語り合ったものです。

(※ちなみに、この小説を友人同士で回し読みとかしていました。)

25歳ということは、クラウドよりも4歳年上ということになります。

原作版FF7のイラストを見た限りだと、ルーファウスとクラウドはそれほど歳が離れている印象はなかったため、筆者個人としては納得のいく年齢設定だと思ったものです。

…とは言いつつも、25歳で社長に就任するってメチャクチャ凄いですよね。

…というか、いくら何でも若すぎ。(汗)

だって、現実世界で言えば25歳なんて、大学を卒業して2年~3年が経った辺りじゃないですか。

いわゆる“第二新卒”のど真ん中って感じの年齢です。

学生の時分に「On the Way to a Smile FINAL FANTASY Ⅶ」を読み、そこで初めてルーファウスの年齢を知った筆者は、25歳って凄ぇ大人だなぁ…なんて思いました。

しかし、社会人として10年以上を過ごし、30代となってしまった現在の筆者から見ると25歳なんてまだまだ若造じゃねーか…なんて思ったりもします。

ましてや、ルーファウスは世界を牛耳る神羅カンパニーの社長です。

宝条とか、スカーレットとか、ハイデッカーとか、とんでもなく癖のある幹部たちを束ねる立場です。

そんな社内の超重要ポジションが25歳の若者に務まるかと言うと、ぶっちゃけ現実的ではない気がします。

マネジメント能力にせよ、カリスマ性にせよ、25歳くらいだと未成熟であるのが世の常です。

少なくとも、一介の社会人としてはそのように思います。

ユウ
ユウ

現実社会における“年下の上司”とは、ただそれだけで部下から軽んじられることも少なくないので…

そんな25歳説も、令和の今となっては昔の話です。

神羅カンパニーという超巨大企業の社長が25歳では、どうもシックリこない。

制作スタッフの中に、そのように思う人間がいたのかどうか、そこは定かではないですけど…

ルーファウスの年齢設定が25歳から30歳に引き上げられた理由とは、その辺りがあるような気がしてなりません。

そうは言っても、FF7シリーズでの設定改変は珍しいことではありませんけどね。

何なら超重要キャラと呼ばれているザックスの性格すら改変されているくらいなので、今さらルーファウスの年齢設定が変更された程度では驚きゃしません。

その一方で、筆者なんかは「On the Way to a Smile FINAL FANTASY Ⅶ」が発売された2009年から、FF7リメイクが発売された2020年までの11年間、ルーファウスは25歳だと信じ続けていました。

それはもう、学生時代の仲間と会ってFF7談議で盛り上がっている時なんて、得意気にルーファウスって実は25歳なんだぞ!なんてウンチクを語ったりしていました。

そんな筆者からすると、この年齢設定の変更については騙された感もしないでもない、少しばかり複雑な心境だったりする訳であります。

父親であるプレジデント神羅とは37歳差である

出典:FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE アルティマニア 45ページ

FF7リメイクのアルティマニアでは、ルーファウスの実父であるプレジデント神羅の年齢も初めて公表されました。

FF7本編時点で、なんと御年67歳。

意外と高齢だなぁ…

…と思ったのは筆者だけでしょうか?

原作版FF7のときは、漠然とですけど「50代くらいかな?」などと思っていたのですが。

まあ、そうは言っても現実社会の大手企業における「社長」の年齢を考えれば、それほど違和感は無い設定です。

むしろ、先ほど触れたルーファウス年齢と同じく、結構現実的なところを突いてきたなぁという印象があります。

ユウ
ユウ

僕が働いている会社の社長も60代だし、まあ妥当なところかな…

それよりも驚いたのは、ルーファウスとの年齢差です。

意外や意外、実に37歳差ときた。

…ということは、プレジデント神羅は割と晩婚だったということを意味しています。

この辺りも妙にリアリティのある設定ですね。

20代~30代前半の若い頃はバリバリ働いて、30代後半になって仕事が落ち着いてきた頃に身を固めようと思ったということなのでしょうか?

FF7本編から30年前と言えば、ちょうどジェノバ・プロジェクトによってセフィロスが生まれた辺りです。

つまり、神羅カンパニーが企業として急成長を遂げていた時代ですね。

…という時代背景的な考察はさて置き、プレジデントが正妻との間にルーファウスを設けた時期を考えると、割と現実社会にも通じる雰囲気が感じられます。

そして!!!

このプレジデントという男は、実はとんでもない好色オヤジであるという事実を忘れてはいけません。

なぜなら、ルーファウスには複数の異母兄弟いるからです。

その上、異母兄弟の一人であるラザードはルーファウスよりも年上であることが判明しています。

【検証】ルーファウス神羅の異母兄弟は最低でも3人以上いるぞ!

つまり、プレジデントは若い頃から女性関係が派手であったことは明白です。

金と権力にモノを言わせ、女性との関係を持ちまくる。

その点についても「金持ち」らしいテンプレートに沿っている辺りに、現実的ないやらしさが感じられます。

まとめ:ルーファウス神羅は“若社長”と呼ぶに相応しい年齢である!

30歳と言えば、現実社会においては中堅社員の域を出ない年齢です。

いや、会社によっては「中堅」ではなく「若手」に分類されるかもしれません。

さらに悪い言い方をするならば、青二才とか、若輩者とか、そのような言葉で揶揄やゆされることすらある年齢です。

30歳の社会人男性に対する評価なんて、世間ではそんなものなんですよね。

さすがに「新人」ではないけれど、社員数が数千人~数万人の巨大企業では、まだまだ未熟者扱いされる年齢。

それが現実社会における“30歳”です。

…にも関わらず、ルーファウスは30歳という若さで神羅カンパニーという超巨大企業を運営しているのだから、これはもう傑物と言わざるを得ません。

ユウ
ユウ

まあ、現実社会とゲームを同列に語ること自体ナンセンスだけどさ…

大体にして、ハイデッカーや宝条といった幹部連中からお前みたいな若造は社長なんて辞めちまえ!という声が挙がっていない時点で、並大抵ではないマネジメント能力を発揮していることが窺えます。

ハイデッカーにせよ、宝条にせよ、内心はともかく表面上はルーファウスに従っている訳ですからね。

これは間違いなくルーファウスの実力やカリスマ性によるところが大きいでしょう。

そもそも、現実社会だったら2代目の社長が気に食わない!という理由だけで、社内の派閥間で抗争が勃発しますからね。

…で、社長派・会長派・専務派がドロ沼の社内政治闘争を繰り広げた挙句、経営方針がグダグダになって業績低迷の憂き目にあったりとか。(汗)(←筆者の実体験)

プレジデントの死後、そのような混乱が起きた様子はありませんので、やはりルーファウスは非凡な能力を持つ経営者なのでしょう。

そんなルーファウスが、クラウドと同年代(20代前半)では若過ぎる。

その一方で、35歳~40歳くらいの設定にしてしまうとオッサン過ぎる。

ユウ
ユウ

FF10では35歳のアーロンが作中で“オッサン”と呼ばれているからなぁ…

そんなこんなでバランスを取ろうと考えた結果、30歳という公式設定に落ち着いた。

30歳ならば“若社長”という呼ばれ方をしても不自然ではないし、ゲームと現実社会の隔たり(ギャップ)を違和感なく埋めることが出来る。

ルーファウスの年齢が30歳で確定した背後事情とは、大方こんなところなのかなぁと思っています。

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました!

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