キングダムハーツ(ギャグ系)

機関の反省会②

No.2とNo.6が本編を振り返る ここは存在しなかった世界のビル街に位置する、ちょっと洒落たバー“摩天楼”。 その店の前に黒いコートを着た二人の男。 「よお、久しぶりだなってハナシ」 「ええ、お陰様で。あなたもお変わりないようですね」 「...
キングダムハーツ(ギャグ系)

機関の反省会①

No.1とNo.7が本編を振り返る ここは存在しなかった世界のビル街に位置している、とあるバー“摩天楼”。 その店の奥のカウンターに、黒いコートを着た男が二人座っている。 ある機関の指導者と、その補佐役っぽい男である。 「では、キングダムハ...
キングダムハーツ(ギャグ系)

機関の研究会

No.6とNo.7が本編の“謎”に挑む ここは存在しなかった世界にある、巷では少し名の知れたバー“摩天楼”。 この店の奥には某ⅩⅢ機関御用達のVIP席(?)がある。 椅子が13個並んだ大きな円卓である。 その円卓の6番目と7番目の席に二人の...
キングダムハーツ(シリアス系)

終焉の刻ーZexionー

新たなる策謀 現在のマールーシャは、自分自身を存在させることのみに執着している。 少なくとも、ゼクシオンにはそう思えた。 彼は自分の信念に基づき、ナミネを利用し、ソラを利用し、自分の野望を実現させようと躍起になっている。 「ヴィクセンに続い...
キングダムハーツ(シリアス系)

策士の過去

新たな任務 ロクサスが機関に入ってから数日が経った頃———。 ゼクシオンは指導者ゼムナスの自室で任務を言い渡されていた。 「ゼクシオン。ロクサスと共に“虚ろなる城”に向かい、城の地下に備えられたハートレス製造施設を用いてハートレス狩りをして...
キングダムハーツ(シリアス系)

非情になり切れなかった者-Larxene-

“妖姫”の誕生 私の心は、闇に飲み込まれた。 その心——『本来の私』は、現在はハートレスと呼ばれる怪物になっているらしい。 そして、今の私は心を無くしたただの『脱け殻』だそうだ。 全く、胡散臭い話だ。 そんな胡散臭い話を、目の前に立っている...
キングダムハーツ(シリアス系)

謀反を企てし者-Marluxia-

ロクサスとの出会い かつて自分が失ったもの。 それを求めるのが悪いことだとは、私は思わない。 私は心を失った。 いや、心に捨て去られたと言うべきか。 そして残ったのは、虚ろな記憶と肉体。 それまでの『私』は消え去り、新たな『私』が生まれた。...
キングダムハーツ(シリアス系)

夜明けの道を歩む者-Riku-

狭間の世界 闇が、俺を導いてくれる。 口で言うのは簡単だけど、それはとても難しいことだ。 闇を身に纏い、それでいて闇に囚われることもなく、光を見失わずに歩き続ける。 俺は今、ナミネとディズと一緒に薄暗い道を歩いている。 俺だけが機関の連中と...
キングダムハーツ(シリアス系)

存在する理由を探す者たち

夕陽の光を眺めながら ハートレスの討伐任務を終えた後、ロクサスはトワイライトタウンに来ていた。 ロクサスは、この街の夕陽が好きだった。 自分がノーバディとして生まれ落ちた、故郷とも呼ぶべき夕暮れの街。 故郷とは言っても、この街そのものに何か...
キングダムハーツ(シリアス系)

決別の刻(後編)

本作は【決別の刻(中編)】の続編です。 “心”とは何か あと、もう少し———。 二人は闇の中から、トワイライトタウンのサンセットヒルへと飛び出した。 「何とか、逃げ切れたみたいだな」 「……うん」 「やっぱり、ハートレス達はキーブレードを持...