キングダムハーツ(長編小説)

【長編小説】ノーバディの運命 第2話:浜辺での邂逅

この日、ナミネは朝からカイリの看病をしていた。今朝になって、カイリが突然高熱を出したのである。普段から活発なカイリが体調を崩すことは珍しい。さらに都合が悪いことに、この日はデスティニーアイランドの村長夫妻が不在であった。そのような事情があり...
キングダムハーツ(長編小説)

【長編小説】ノーバディの運命 第1話:事件

12個の墓標が並ぶ小高いサンセットヒルの丘。少年は一人でその場所を目指して、トワイライトタウンの街中を歩いていた。少年が過去の戒めとして着ている黒いコートの裾が風になびく。「なんだか……すごく久しぶりって気がするな」少年の独り言が風に流され...
キングダムハーツ(シリアス系)

光と闇の対話ーアクア ver.ー

本作は【光と闇の対話ーヴァニタス ver.ー】の内容をアクア視点で描いたものです。大義と迷いキーブレード墓場での決戦後、私とヴェントゥスは星の海を漂っていたところをミッキーに助けられた。それは私にとって、不幸中の幸いだった。その後、ミッキー...
キングダムハーツ(シリアス系)

光と闇の対話ーヴァニタス ver.ー

本作は【光と闇の対話ーアクア ver.ー】の内容をヴァニタス視点で描いたものです。享楽の終わり生誕の瞬間から、自分の中で満たされない『何か』があった。だから、俺は飢えていた。この空虚な心を満たしたい———。その渇望は、やがて破壊や暴力という...
キングダムハーツ(ギャグ系)

勇者の反省会

光と闇の勇者が本編を振り返る某デスティニーアイランドの本島で人気を博している、お洒落なカフェ『パオプ』。そのカフェのテーブル席に二人の少年が座っている。彼らの名前はソラとリク。伝説の鍵『キーブレード』に選ばれた勇者であり、世界を救った英雄で...
キングダムハーツ(ギャグ系)

機関の反省会⑦

No.10とNo.14が本編を振り返るここは存在しなかった世界のビル街に位置する、ちょっと洒落たバー “摩天楼”。その店の奥のカウンターに黒いコートを着た金髪の男が座っている。彼の名前はルクソード。紳士かつ常識ある振る舞いでクセ者の多い某機...
キングダムハーツ(ギャグ系)

機関の反省会⑥

No.8とNo.11が本編を振り返るここは存在しなかった世界のビル街に位置する、ちょっと洒落たバー“摩天楼”。その店の奥のカウンターに黒いコートを着た男が二人座っている。「なぁ、やっぱり男なら焼酎だろ?」「おまえは何も分かっていないようだな...
キングダムハーツ(ギャグ系)

機関の反省会⑤

No.9とNo.13が本編を振り返るここは存在しなかった世界のビル街に位置する、ちょっと洒落たバー“摩天楼”。この店の入り口近くにある二人用テーブルの椅子に、一人の男が腰掛けてファッション雑誌のような本を読んでいる。黒いコートを着たミュージ...
キングダムハーツ(ギャグ系)

機関の反省会④

No.9とNo.12が再び本編を振り返るここは存在しなかった世界のビル街に位置する、ちょっと洒落たバー“摩天楼”。この店の入り口近くにある二人用テーブルに、一人で腰掛けてファッション雑誌のような本を読んでいる黒いコートを着たミュージシャン風...
キングダムハーツ(ギャグ系)

機関の反省会③

No.9とNo.12が本編を振り返るここは存在しなかった世界のビル街に位置する、ちょっと洒落たバー“摩天楼”。その店の前で、黒いコートを着た一人のミュージシャン風の男が何かブツブツ言っている。「やっぱり入ろっかな~。でもあんまり金ないしな~...